幻の甘味料

こんにちは!

Animals Life Savesの小川です。

有名な清少納言の枕草子の1節。

「あてなるもの。…削り氷にあまあまづら入れて、あたらしきかなまりに入れたる。」

訳:上品なもの。…削った氷に甘葛(あまづら)かけて、新しい金属製の器にいれたもの。

「甘葛(あまづら)」とは天然の甘味料。

蔦を煮詰めて作る甘味料のことです。

枕草子にも出てくるような高貴な甘味料。

原料の蔦45kgから1リットルの樹液しか取れず、煮詰めるとたったの100ccにしかなりません。

高級品なのです。

平安時代までは使われていたようですが、砂糖が普及するにつれて次第に忘れ去られてしまいました。

何からどのように作られたのか、どんな味なのかもわからない、いまでは幻の甘味料です。

今は望めばなんでも手に入る時代です。

あれが食べたい、これが食べたいと選ぶことができます。

そうでなかった時代。

蔦の樹液を煮詰めると甘いシロップのようなものになると、誰が発見したのでしょう?

今のこの恵まれた時代では、果たして発見できたでしょうか?

自然と共存してきた先人達だからこそなのかもしれません。

私達ももっと自然に目を向けて、自然と共に生活してみてもいいかもしれません。

そして枕草子のように、自然の美しさを肌で感じることができるかもしれませんね(^^)